JC1~5巻読み返し
影山のバックボーンを知った上で1巻から読み返しています…
気になった台詞等つらつら書きます。
影山に対する感情が爆発してしまっている…自分でも気持ち悪い自覚はあります…
第1話「終わりと始まり」
影山「「諦めない」って 口で言う程簡単な事じゃねぇよ」
だんだん一人になっていった中学時代、諦めたいと思ったことが何度もあったんじゃないかと思わせる言葉だな…
いやでも違うか、他のチームメイトが諦めていくのを見る中でも、自分は諦めてたまるかと何度も奮い立たせてきたのかもしれない。
諦めていく人を何人も見てきたからこその台詞なのかも。
しかし今週号見てると、中1から中2の、顔の輪郭の成長がすごいな!成長期はここだったのね。
影山「…コートに残るのは勝った奴… …強い奴だけだ」
「勝ち残りたかったら 強くなってみろよ」
強さに対するこだわりが感じられるのと同時に、日向が“もっと強い誰か”になってくれることを願っているようにもとれる。とってしまう…
強い奴をずっと求めてたんだなあ…
日向と影山が烏野で出会ってよかったなあとずっと思っていますが、今までは、日向も独りで練習してきて心に傷があって、影山も思うようにバレーができていなくて、お互い心情的には似たものを持って出会った、と解釈していました。
でも今見ると、日向の方が、大きな希望を持って烏野に来ている。
影山ももちろん希望を持って烏野を選んで入学してきてるけど、周りの人がどんどんバレーから離れて行ったこと、北一で上手くいかなかったこと、めちゃめちゃのしかかった状態で烏野に来たんだなと思うと、やっぱり日向は“日向”で、影山は“影”にいる。
日向は名は体を表すという言葉の通り、まさにひなただな~!と思うけど、影山は言うほど影かな?と思う事もあった。
でも過去を知るとやっぱり影だ…よくそれでもバレーから離れず、真っすぐ生きたなと思う…
第4話「最強の味方」
菅原「“最強の敵”だったならさ 今度は“最強の味方”じゃん」
日向は影山を倒すべき相手だと思ってるけど、ずっと独りだったからチームメイトも欲していた。
影山に対して、相棒ができたって嬉しく思ってたときもあったよなあ。
最強の敵を求めていた影山と、最強の味方を求めていた日向。
第7話「“持たざる者”のことば」
菅原「技術があって ヤル気もありすぎるくらいあって 何より…“周りを見る優れた目”を持ってるお前に」
「仲間のことが見えないはずがない!!」
一与さんからの「強くなれば…」の言葉を胸に強さ、勝ちを求め続けてきた影山。
ただその言葉、仲間とかチームメイトのことには触れてないじゃないですか。
小学生の影山はまだその問題にはぶち当たっていないから一与さんが触れないのも当然なんですが、この菅原さんの言葉、今改めて読むと、よくぞ影山に言ってくれた~~!って思った。
北一の監督とかももしかしたら似たようなことを言っていたかもしれない。言い方の問題で影山には伝わらなかったのかもしれない。
強さを追い求めるあまり視野が狭くなっていた影山に、初めて周りを見回すきっかけをくれたの、菅原さんだったんだな…
もし一与さんが中2、中3の頃も生きていたら、同じようなアドバイスをくれていたかもしれません。
第9話「コンビ誕生。」
影山「”経験“の差はそう簡単に埋まるもんじゃないです…」
青城から練習試合の条件として影山をセッターとしてフルで出すことを提案されたあと、坂ノ下商店前で影山が菅原さんに言ったシーン。
この言葉、絶対及川さんのこと言ってるよな…
中1のときのロードワークで、及川さんと岩ちゃんに一人食らいついていたのを思い出しました。めっちゃ歯食いしばってついていってたもんな。
及川さんの強さは、強豪である北一バレー部に希望を持って入部した影山にとってめちゃくちゃ眩しい存在だったと思う。初めて出会う「強い誰か」だったんだと思う。
影山はもっと、純粋に及川さんと切磋琢磨したかったんだよなきっと。ライバルとして。
ただ及川さんと影山双方の問題でうまくいかなくて拗れに拗れちゃったけども、もっとライバルとして対等に並びたいと、追い越したいと思う程、経験の差がのしかかってきて、歯がゆい思いをしたんだろうな。
第25話「遭遇」
GW合宿初日のロードワークのシーン、日向と影山が先頭で競っているところ、北一時代のロードワークで一人で先頭走ってた影山を思うと、影山、良かったね…って思う…
北一のとき金田一に抱いたであろう“こいつなら…”みたいな叶わなかった思いが、日向なら、ってうすうす思ってたりするかな。内心嬉しかったんじゃないだろうか。
第37話「突入」
日向「“お前がコートに君臨する王様なら そいつを倒して おれが一番長くコートに立ってやる”」
「お前を倒すのは 絶対おれ!!」
「それが10年後でも20年後でも 絶対!!」
影山「…てことはこの先お前は俺と同じ舞台に居るってことだな?」
「それが日本のテッペンでも 世界でも」
今まさに日本の最高峰リーグで試合してるわけですが、世界という単語が出てきてるからにはやっぱりオリンピックで変人コンビが日本代表になる描写、あるよね…!!
この言葉を日向から聞けて、嬉しかっただろうな。楽しみになっただろうな。
影山視点で読み返せるぞ…恐ろしや第387話…
最後に、完全に余談ですが、5巻の幕間に青根の紹介があって、制服のネクタイきっちり締めてました。
私服もかわいかったもんね…なるほど…