KC4巻
月刊誌って本当単行本待ち遠しいよね……というか忘れたころにやってくる。
菜緒ちゃん
前の巻から登場した女性。こういう打算的な女を嫌味なく描けるのってすごいなと思う。
自己顕示欲じゃなくて、あくまで自分の今後のためだけに動いてるから、嫌味がないんだろうなと思う。
ただ一般人で、裏社会に手を出す勇気もスキルもないところに可愛げがあるというか、吉乃とは違うところだよなあ。
ヤクザの孫だけどヤクザじゃない
菜緒ちゃんがモノローグで言っていた言葉。霧島本人も同じ言葉を使っていたシーンがありました。この巻でも言ってるな。
霧島は結構、この言葉を免罪符にしているなと思う。周りの人間を信用させるための口実に使っているというか、人脈作りに利用しているというか。
確かに盃は交わしてないけど、この男以上にヤクザらしい人間はいない気がするな。
吉乃の部屋
めちゃくちゃ普通だし、ベッドにあぐらかいちゃうところがほんと吉乃らしいw
霧島はこの部屋の雰囲気が好きな様子。
霧島のツボが分からんよな……吉乃の普通じゃないところに惚れたのは間違いないんだけど、常識人なところに惹かれている描写もあるし。霧島も普通の安らぎを求めたりするんだろうか。
生粋の極道の面と、一般的な感覚とどちらも持ってる吉乃だから惹かれてるんだろうなあ。
吉乃が小津のことを知ったタイミング
翔真とスーパーで買い物したあと、調べて分かったって感じなんだな。
ただ、菜緒ちゃんに会ったのは偶然…?いや、霧島の知り合いだったことは予想外だったけど、小津に関わる女だと分かっていて近づいたのかもしれないな。
水族館デート
吉乃が霧島に歩み寄った……!!!めっちゃ貴重…!!
霧島が最後なんて言おうとしたのか気になるなああああ
霧島にとっての自分
霧島「俺と親しくするメリットなんてそれしかない」
菜緒ちゃんに言った台詞に、なんかぐっときてしまいました。
どんだけいろんな女と寝ていても、あくまで相手は一般人であって、女性たちはメリットがなければ自分みたいな人間とは付き合わない。霧島の自己評価みたいなものが少し見えた気がしました。
ここにも霧島が吉乃に惹かれる理由がある気がする。
吉乃は、打算とかメリットとか関係なく、対等に付き合っていける唯一の人だと霧島は思ってるんだろうなあ。実際にそうだと思う。
吉乃の反撃
吉乃「お前ら全員 私が金出して後処理したるわ」
「死体なんか溶かしたら終わりじゃ」
この台詞にぎゅんっってなった私はおかしくない。いや常識的に考えたらおかしいけどw
プロポーズからの流れは、少女漫画だったらもうきゅんきゅんしまくりのシーンだと思うんですよ。
この漫画だと甘さのかけらもないwww
もう早くも次の話が読みたいんですが……本誌買おうかな……
巻末のおまけ、霧島のこういう甲斐甲斐しいとこと物腰の柔らかさ、好きなんだよな……うっかりほだされるよな、あの獣性のことは一瞬忘れてさ。
ほんと、飼いならせるのは吉乃しかいないよ…